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第三渡辺ふれあい文録

おでかけ日記

   

鼠の異体字・方言字 (鶴岡市鼠ヶ関) #ノ鼡

奥羽三関である鼠ヶ関は、越後側の境界にある古代鼠ヶ関と北側の近代念珠ヶ関(どちらもねずがせきと読む)とに時代で分かれるのですが、とりわけ江戸街道の整備以降である近代念珠ヶ関が知られており、鼠ヶ関は明治22年の町村制で念珠ヶ関村の役場所在地として存在していました。


越後・出羽の境界にある古代鼠ヶ関址碑。


問題は「鼠」の字です。異体字の「鼡」にノの字が一画目に加えてある点です。
フォントとしては存在しない字なので、いわゆる方言字になるのでしょうか。


近代念珠ヶ関跡傍にある7号鼡ヶ関交差点。異体字の鼡です。


鼠ヶ関駅の看板も鼡です。(正式なJR鼠ヶ関駅は鼠です)


鼠という字は書きにくい字なので、略字としての異体字、鼡を用いることがあるのですが、鼠という字の一画目、臼部がノであるため、このノを足した鼡が書き文字として今も用いられているのをみかけます。


このノを書き加えた鼡、古くから使われた字ではないと思われます。
伊能図など古典地図や五體字類には出てこない字です。
鼠ヶ関の南側(場所としては越後)に鼠嚙岩(ねずみかじりいわ)という難所があるのですが、ここに羽越線の隧道が開削されたときにノを書き加えた鼡嚙隧道と名称がつけられており、同様に鉄道関連で鼠をこの字でサボ等を書かれていた時代があるようです。(現在のものは鼠に統一)
果たしてこの方言字の発祥はどこからなのでしょうか。

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