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第三渡辺ふれあい文録

おでかけ日記

   

旧須花隧道 (佐野市下彦間/足利市名草中町)

(旧々須花隧道の続き)

現道の栃木県道208号飛駒足利線須花トンネルは昭和56年に開通しましたが、明治の隧道とちょうど対称の位置、北寄りになる場所に大正の須花隧道があります。


典型的な旧道の別れ道が繋がります。この道自体は徒歩道としての須花坂とほぼ同じ場所を辿るようです。


その先、石造りの坑門を持つ旧須花隧道(大正6年竣功)と、須花坂の切通しが見えました。


重厚な門構えの隧道。金網による封鎖が痛々しいものです。


土木学会推奨遺産のプレートが印刷物でしたが、落書き等が酷かったとのことです。


名草(足利市)側の入口。こちらも現道のすぐ傍らに位置します。


日向ということもあって綺麗な状態を保っているように見えます。


こちら側も土木学会推奨遺産関連の印刷物による解説がありました。


明治・大正・昭和(現道)の位置関係を示す地図がありました。明治隧道は徒歩道でしたので、名草側の道跡はほとんど残っていません。一方の大正隧道の開削によって車道化された道筋は、現在もその軌跡をたどっているようです。

 
石造りの部分が入口から少し入った場所で煉瓦積になっています。

決して国道でもない須花坂に大正期にこれほどの煉瓦構造での隧道を建設したこと自体、地域にとっての道の重要性を物語っているのかもしれません。栃木県では唯一の現存する道路煉瓦隧道として今に至っています。

旧道となってから内部の落書き悪戯等が酷く、結果として封鎖されたのでしょう。貴重な土木遺産であり地域の歴史を反映する隧道に対しての扱われ方に少し残念さを感じます。


2013年11月23日訪問
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